伊勢だより

十月十五日

初穂曳き(陸曳)

 十月十五、十六、十七日は「神嘗祭(かんなめさい)」。
その年の新穀(しんこく)を神さまに捧げて感謝する、神宮の最も由緒ある祭典です。
この神嘗祭に合わせて、伊勢人(いせびと)が町をあげて神宮に稲穂を奉納するのが、“初穂曳(はつほび)き”。
外宮(げくう)へは“陸曳(おかび)き”と言い、刈り取った稲穂を、奉曳車(ほうえいしゃ)に積み、木やり唄も勇ましく威勢よくひきながら奉納するのです。
神宮に寄せる伊勢人の思いや風習が、稔りの秋ごとに次の世代へと受け継がれていきます。

伊勢・いすずの里だより

二十四節気・寒露(かんろ)

十月八日 〜 十月二十二日頃

朝露をふむと冷たく、そぞろ秋が深くなるころ。
涼風が立ち始め野山は秋の色に染まり始めます。伊勢では「神嘗祭」が終わった後、新米を頂きます。

詳しく見る