
業平の松
伊勢だより
「昔、男ありけり………」で始まる『伊勢物語』は古典文学の名作として有名です。
朝命(ちょうめい)で伊勢に来た在原業平(ありわらのなりひら)と若き斎王(さいおう)の、美しくもはかない恋が描かれています。
斎王とは、神宮の祭主として伊勢につかわされた皇女のこと。
一本の松のもと、二人は別れを惜しみ歌を詠み交わしました。
それから千年。
明和町大淀(おおよど)の「業平松(なりひらまつ)」は三代目となり、いまも、いにしえの地を守っています。
各位
店主敬白
二十四節気
立春(りっしゅん) 2/4〜2/18
はじめて春の気配が現れてくる日。春立つ日。
空は青く、陽射しは暖か。けれど風は時おり、強く。春一番が吹くのは、そろそろ。
伊勢だよりとは、お客様へ赤福の主人がお贈りする、 その日の手紙です。